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青森県における男女共同参画社会の実現を目指して活動する特定非営利活動法人です。

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   会報 第38号  2016年 3月     無断転載および印刷はご遠慮ください
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平成27年度青森県いきいき男女共同参画社会づくり表彰
団体奨励賞受賞

特定非営利活動法人 青森県男女共同参画研究所は、平成14年に県内ではじめての男女共同参画を目的としたNPO法人として設立し、男女共同参画に係る啓発・広報活動を実施してまいりました。
また、県内各地にいる会員が行政や各種団体・企業等とパートナーシップを図りながら、会員同士のネットワークを活かして、県内各地で講演会の開催等の男女共同参画社会づくりの活動を展開してきたことへの功績により受賞しました。

  表彰状

●青森県いきいき男女共同参画社会づくり表彰とは ●

 青森県では、男女共同参画社会の実現に向けて、顕著な功績のあった方を称えるとともに、様々な分野でチャレンジし活躍する女性や、男女がともに働きやすい職場づくりに取り組む事業所を、他の模範として奨励するため、県知事表彰を実施しています。
この表彰には、長年にわたって男女共同参画社会の実現に向けた功績のあった個人を対象とする功労賞と、起業、NPO活動、地域活動及びそれらを支援する活動などに取り組む女性及び団体・グループ、女性の能力発揮、仕事と育児・介護の両立の支援などに取り組む企業等を対象とする奨励賞を設けています。

 NPO法人青森県男女共同参画研究所のこれまでの受賞者
  平成23年度青森県いきいき男女共同参画社会づくり功労賞受賞  佐藤 惠子(理事)
  平成25年度青森県いきいき男女共同参画社会づくり功労賞受賞  田中 弘子(理事長) 
  平成26年度青森県いきいき男女共同参画社会づくり奨励賞受賞 石岡百合子 (監事)


 ドキュメンタリー映画
    何を怖れる   フェミニズムを生きた女たち 

無料上映会&松井久子監督と上野千鶴子さんのシネマトーク

●テーマ
「女性活躍社会とフェミニズムのちかくてほんとはとお〜い関係」

 

日 時 :平成27年9月13日(日)10:00〜16:30
会 場 :ヒロロ4階 市民文化交流館ホール
主 催 :ヒロロスクエアコミュニケ―ションゾーン運営協議会
担当団体:NPO法人青森県男女共同参画研究所
        
セミナー・ハンサムウーマン
協 力 :認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク
    (WAN)

上野千鶴子さん           松井久子監督

イベントの様子

【 松井久子 監督 】
 そもそもフェミニズムとは、女の生き方であり、そしてフェミニズムこそ、女たちが多様性を認め合い、つながり会うための思想である。が、一方で私たちは自分と他の女とを比較せずにはいられないようで、多くの女たちが「私はフェミニストではない」と言いはるように、私も長いことフェミニズムを敬遠するか、無関心であった。
 1970年代の初頭、日本でウーマン・リブ運動がはじまったが、「男を敵にまわす女たち」との誤解と偏見をもったまま距離をおいてきた私が、この映画をつくるなかで日本を代表するフェミニストたちの言葉を聞きながら「女という経験」について考え、気づいた。女たちの分断の原因は私たち自身のなかの「怖れ」にあったということを。
 12人のフェミニストは勇気ある女たちではあったが、特殊な女でもなんでもなかった。ただ、早いうちから「社会が変わらなければ私たちは幸せになれない」、「個人的なことは政治的である」と、女の痛みや苦しみの原因が社会の構造の問題にあるという本質に気づいていただけだと。
 この映画は「この生き難さは、私が悪いからだと」と思い込んで自分を責めている女たちへの贈りものである。

【 上野千鶴子 さん 】
 女性学に出会って最大の驚きは「自分自身を研究の対象にしていいのか」ということ。自分が女であるということが巨大な壁だったので、その「なぜ」をそのまま学問の問いにしてもいいということが大きな発見だった。私がフェミニストになったのは、フェミニズムが男との平等を求める思想であった以上に、自由を求める思想だったから。
 昨今の政治状況についてフェミニズムの観点から、本当に困っている。世の中よくなったと思ったら、どんどん悪くなる一方。「女性の活用」を言い出し女の分断が進められている。女の強みは弱者を抱えこむことだと思う。「自立/自律」しているつもりでも、弱者を抱えこむことで依存的な存在になる。ベビーカーを押せば障がい者と同じ立場に、病人を抱えたり、障がいのある子が生まれたら、自分の全人生がそのことに左右される。介護の役割を背負う。自分自身も老いていく。弱者と共にあるために弱者に対する備えは、女の経験の強みで、誰もが弱者になるのは避けられないことなのに、女は弱者になれる自分を受け入れることができる。超高齢社会は恵みだと思う。どんなに強かった人も必ず老いていく。老いることは誰も避けられない。弱者に対する想像力をもてるあいだは、女はそのことでつながっていけると思う。

【 映画概要 】
 闘った、生きた、老いた… 彼女たちの「リブ」は、自分を生きること。70年代初頭にウーマンリブが始まった頃、彼女たちはまだ20代、30代だった。己れの生きにくさにもがき、社会に向かい「NO」と叫んでいた。あれから約半世紀の間、女たちは、自己と社会を肯定すべく、つよい意思をもって生きてきた。老年期を迎えた今もなお、みずみずしくフェミニズムを生きている。
 彼女たちは、時代に何を遺そうとしてきたか?次の世代に何を伝えようとしているのか?
「ユキエ」「折り梅」「レオニー」の松井久子監督が、フェミニストたちの証言でつづる、ドキュメンタリー映画。

出演者 (順不同、敬称略)
池田恵理子、井上輝子、上野千鶴子、加納実紀代、桜井陽子、高里鈴代、高橋ますみ、
滝石典子、近山恵子(駒尺喜美)、中西豊子、田中喜美子、田中美津、樋口恵子、米津知子
( 参考書籍 松井久子編者「何を怖れる」岩波書店 )

●ヒロロスクエアコミュニケ―ションゾーン運営協議会とは●
弘前市の市民文化交流館イベントスペース及びその周辺のフリースペースにおいて、市民が広く参加できる「子育て」「健康」「交流」に関する事業を実施することで、ヒロロスクエアの賑わいを創出することを目的とした12団体+弘前市で構成されて協議会である。
ショッピングモール&公共施設「ヒロロ」の行政エリアでの事業展開が、ショッピングモールへの呼び水になるということや、各団体の活動を啓発していくという相乗効果を担っている。 

事務局は、弘前市経営戦略部



 
 ファシリテーター養成講座

丸い会議でわくわく未来の計画術

日 時:平成27年8月1日(土)10:00〜16:00
8月2日(日)10:00〜13:00
会 場:ヒロロ3階 健康ホール
主 催:ヒロロスクエアコミュニケーションゾーン運営協議会
(担当団体:セミナー・ハンサムウーマン
NPO法人青森県男女共同参画研究所)
講 師:名畑 恵 さん
(NPO法人まちの縁側育くみ隊事務局長 まち育てのコーディネーター)

講座の様子

ファシリテーターとは
会議の進行役です

まち育てのファシリテーターに必要な
センスとスキルをアップしてみました!

『会議を創造的なものにするには、参加者ひとりひとりの自由な発言と、
応答関係づくり、違う立場の人と人の間に共感をよぶ合意づくりのプロセスが大切です!』

【アウトプットイメージ】
@FGの基礎的スキルの習得
Aファシリテーターのセンスを肌で感じる
B各自が各々の現場で実際に実践する 

【ファシリテーターの役割】
@何が大事なことかについてキモチを育む   <気づきを促すご縁づくり>
A参加者ひとりひとりの思いを引き出す    <つぶやき自由のご縁づくり>
B課題解決に向けての思いやアイディアを出しあう<アイディア交換のご縁づくり>
Cこれからのすすめ方を意味づけ方向感を分かちあう<合意形成のご縁づくり>
Dつぶやきやアイディアをわかりやすくまとめる <発言の流れの図解のご縁づくり>

【1日目プログラム】
1.はじめに
2.アイスブレイク @他己紹介ゲーム・デモンストレーション
  A他己紹介ゲーム B解説
3.座学  “現場で生きるファシリテーション 豊明/長者町/沖縄”
4.ファシリテーショングラフィックスの基礎
  @ワークシートに書いてみよう A小話と褒め合い
5.ワークショップ
  (1)良い会議・悪い会議
   良い会議7か条 
    ・たんねんな場づくり・空間気温・場のしつらえ
    ・げきりん、トラブル上等・顔コワイ〜笑いへ
    ・イマココ・目的ははっきり共有・聞く・伝える
    ・し資料、記録わかりやすく
    ・て適度な刺激のしあいを楽しむ。けやぐ(津軽弁)
    ・ま間が大事・時間管理しっかりと
    ・い〜ふんいき・ほめ上手の料理人
6.ワークショップ
  (2)ビジョンゲーム 
7.全体議論とまとめ

  1日目の様子

【2日目プログラム】
1.はじめに    
2.ふりかえりと座学
3.ファシリテーショングラフィックスの実践編    
4.ワークショップ
5.全体議論とまとめ

  2日目の様子

参加者が気づいたこと
≪促す力≫
  笑顔できく・相手の特徴を引きだす
≪聞く力≫
  アイコンタクトをとりながら
  失礼なことを聞かない
≪伝える力≫
  大事なことがとびこんでくる
  わかりやすく・イメージで伝える
  覚えてもらえるようリピート
≪まとめる力≫
  大事なことをまとめる
  キーワードかんけつに
  ふくらますことば

まとめ  
  こんなまち育てができるファシリテーターになろう!! 

  んなことあったなあ、と語りつぐ、ふるさとづくり!
 
 っと宝と思える地域の魅力を生かそう〜小さな地域から地球規模のVとWで〜!
 
 いねをこえていしてまいへ。トラブルをエネルギーに!
 
 なやかなファシリテーターに!
 
 質なものをけやぐ(仲間)にする合意形成を!           

あずましいまちへ !!!


 
 パートナーセッション2015アピオあおもり秋まつり
基調講演
「どうしたら、もっと女性が働きやすい日本になりますか」
      〜誰もが働ける社会の実現をめざして〜

講 師:村木厚子さん(前厚生労働省事務次官)

村木厚子さん

日 時:2015年11月8日(日)
会 場:アピオあおもりイベントホール 

村木 厚子さんは、日本の労働官僚。旧姓西村。
厚生労働省4人目の女性局長として、2008年に雇用均等・児童家庭局長を務めた後、内閣府政策統括官、厚生労働省社会・援護局長を歴任し、2013年7月から2015年9月まで厚生労働事務次官を務めた。 

【 概 要 】
 理事 北岡 聖子

 前厚生労働事務次官の村木厚子さんが、「どうしたら、もっと女性が働きやすい日本になりますか」〜誰もが働ける社会の実現をめざして〜という演題で講演した。
 2015年10月まで現職にあり、退官したばかりの村木さん。自分の体験や少子化の進行と人口減少や人口構造の急激な変化、就労現状などのデータをもとに、女性の働く環境や今後の見通しをプラス思考で分析された。

 戦後の人口減少の推移は、団塊の世代の第1次ベビーブーム、団塊ジュニアの第2次ベビーブーム以後の人口増加は見込めないことから、女性の労働力は重要になる。そこで、女性が働き続けることができる環境整備や結婚・出産等でリタイヤ後再就職を希望する女性への支援が課題になる。
 日本の女性の就業率は先進国に比べるとM字カーブの傾向が顕著であり、これは未だ第1子の出産を機に6割が退職している現状に因る。離職した理由は、家事・育児に専念したいが約4割、続けたかったが仕事と育児の両立が困難、解雇や退職勧奨などによるものが約4割あり、後者の離職理由の課題を解決すれば本人の意志により就労継続が可能となる。
 また、女性にとって子どもを持ちながら働き続けるために必要なこととは、「子育てしながらでも働き続けられる制度や職場環境」「勤務時間が柔軟であること」「残業があまり多くないこと」が多く挙げられ、「長期的に安定した継続雇用」や「やりがいが感じられる仕事内容」との回答も多い。
 日本の就労環境の現状は、男女ともに他の先進国に比べて長時間労働が顕著である。育児休業の取得率は、女性が8割台で推移している一方、男性は2.30%(平成26年度)で上昇傾向にはあるが依然として低水準にあり、夫の家事、育児時間を見ても他の先進国に比べてかなり低いことから、共働き女性の家事、育児負担が大きい。
さらに、女性就業者の正規雇用者は25〜29歳がピークで、35〜39歳を底に再び上昇しているが、パート、アルバイト等の非正規雇用者が主であり、管理職の女性の割合も国際的には低水準にある。
 政府は、女性の活躍推進法の成立、仕事と家庭の両立支援、次世代育成支援対策推進法の改正などの法整備を基盤に、子どもを持ちながら就業が継続できるような職場環境の整備と同時にキャリアを活かした様々な職域、職階で活躍できるよう、企業における女性活躍に向けた取り組みを促進し、現状の課題解決に取り組む。
 ワーク・ライフバランスの取り組みやフレックスタイム制度の導入など、子育て中の女性が働きやすい環境への取り組みを行った企業は、一定期間後生産性の大きな上昇がみられるとう検証結果も報告されており、働き方の多様性、柔軟性に取り組む企業も増えてきている。
 村木氏自身の体験から、働きやすい職場には、みんなが使える仕組みや働きがい、上司の理解が必要であると。また、自ら力をつけるため、新しい仕事や責任のある仕事は必ず受けるようにしたこと。家庭責任を図るには、悩まず、何かあった時は少し厚く手当しておくこと、ネッワークを大事に(貸し借り意識の互助)することを挙げ、「やりたい仕事はあきらめない」ことと結んだ。


 
 座 談 会
ハンサムに生きる八戸の女性たち 

       日時:平成28年1月30日(土)
       会場:八戸市立長者公民館
       主催:はちのへ男女共同参画推進ネットワーク

コーディネーター



パネラー


佐藤 恵子さん
元青森県立保健大学教授
NPO法人ウィメンズネット青森理事長
NPO法人青森県男女共同参画研究所理事
上野 敬子さん (株)みちのく銀行 多賀台支店長
中屋敷 和子さん(株)高橋製作所 総務部 総務課長
齊藤 貴子さん 社会福祉法人寿栄会 ヘルパー グループリーダー

  座談会の様子
【座談会概要】
副理事長 慶長 洋子

 女性が社会で活躍し、なりたい自分になるためには何が必要かを話し合いました。
 仕事をもち、家庭、子育て、介護、市民活動などのバランスをとりながらキャリアアップし、充実した日々を送っているハンサムな女性たちから、仕事に対する思いや困難を乗り越えながら積み重ねてきた経験を伺いました。
 女性が働きやすい環境を整えるためには、家族の協力や管理職の理解がないと難しいのではないか。女性の管理職が増えると職場の改善も進みやすくなるのではないか、など熱心に話し合われました。



 
  女性活躍社会とは? 
監事 石岡百合子 

「大きくなったら何になる?」子供の頃、こんなふうに質問されたことがありませんか?大人になったら、あなたは何になりたかったのでしょうか。 

キャリアの発達段階説をご紹介します。
1. 成長段階(1〜14歳)職業に興味が芽生える
2. 探索段階(15〜24歳)現実と照らして試行錯誤する
3. 確立段階(25〜44歳)方向性が定まりキャリアを確立する
4. 維持段階(45〜64歳)積み重ねたキャリアを維持する

  このように職業のキャリアは途絶えることなく発達していくという説です。
 ところが、日本の女性の実態は少し違うようなのです。これは、女性の年齢階級別労働力率のグラフを見ると、30歳前後の労働者が急激に減少しています。それから10年後の40歳前後で再度、労働市場に戻っています。これをM字カーブと呼び、多くの女性が結婚や出産のために仕事を辞めていることが表われています。しかも、このようなカーブを描くのは日本と韓国だけで、その他の国では台形、つまり一旦職業に就いたら女性も働き続けているのです。近年、日本でもM字の底が徐々に持ち上がってきて台形を目指していることがわかります。
 しかし、総務省による調査「出産前就職者の就業継続率」では、依然として正社員の約半数が離職しているというデータもあります。また、「介護・看護を理由に離職した人数」の調査によると、総数が10万人前後から、平成18年には14万人と急激に増加し、女性は12万人にものぼっています。総数における女性の比率は殆ど変っていないこともわかります。これから先、日本は超高齢化社会を迎えることは明らかですので、早期対策が必須です。「男は仕事、女は家庭」とは、1954年〜1973年の高度成長期に、猛烈社員の夫を専業主婦が家庭を守って支えるという構図の上に生まれた価値観です。
 次に、「共働き世帯数の推移」のグラフを見ると、平成9年以降は共働きが片働きを上回り、1千万世帯を超えました。女性のみが家庭責任を負うという社会の意識や制度が現実から乖離しているのです。 また、日本の人口構成の予想グラフを見ると、日本が危機的な状況に向かっており、政府が女性の労働力に期待する意味が分かります。現在、国を挙げてワーク・ライフ・バランスを推進しているところですが、企業は制度を導入したいが、肝心の労働者の意識がついて行っていないとも言われています。しかし、若年労働者や高校生と接してみると、女性の職業意識は高まっていると感じることも多く、彼らの今後の活躍に大いに期待したいところです。

  「ライフ・キャリア・レインボー」は、人生には8つの役割があるという学説で、「キャリアとは人生の中であなたが積み重ねるすべての経験である」というものです。ワーク・ライフ・バランスの意図するものは、男性も女性も仕事かプライベートかの二者択一ではないということだと思います。もう一つ、マズローの欲求5段階説をご紹介します。これを基に、何のために働くのかを考えてみましょう。
 希望を持って働くことは人間としての自然な欲求です。女性だからというだけの理由で、キャリアを諦めることはありません。未来の自分のために、今何ができるか考えることがキャリア・プランニングなのです。




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